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動画説明

keta

<概要>

keta : テキストファイルの桁揃えをする。

<書式>

Usage   : keta n1 n2 .. <filename>
          keta [--] <filename>
          keta -v <filename>
Option  : -T<tmpdir>
Version : Wed Sep 19 13:56:03 JST 2018

<説明>

引数のファイル又は標準入力のテキストデータの各フィールドの桁数を揃え
て出力するツールです。各フィールドの桁数を自動的に判断して出力する方
法とフィールド毎の桁を指定して出力する方法が可能です。

-T<tmpdir> オプションを指定すると、一時ファイルが必要な場合に一時ファ
イルをディレクトリ <tmpdir> に作成します。デフォールトは /tmp です。
一時ファイルが必要な場合は、入力ファイルがパイプ等の特殊ファイルの場
合です。

<例1>

引数で指定したファイルの各フィールド毎に最大桁数を判断して桁数を自動
出力します。
$ cat data
01 埼玉県 01 さいたま市 91 59 20 76 54
01 埼玉県 02 川越市 46 39 8 5 21
01 埼玉県 03 熊谷市 82 0 23 84 10
02 東京都 04 新宿区 30 50 71 36 30
02 東京都 06 港区 58 71 20 10 6
04 神奈川県 13 横浜市 92 56 83 96 75

$ keta data    (右詰め)
01   埼玉県 01 さいたま市 91 59 20 76 54
01   埼玉県 02     川越市 46 39  8  5 21
01   埼玉県 03     熊谷市 82  0 23 84 10
02   東京都 04     新宿区 30 50 71 36 30
02   東京都 06       港区 58 71 20 10  6
04 神奈川県 13     横浜市 92 56 83 96 75

$ keta -- data (左詰め)
01 埼玉県   01 さいたま市 91 59 20 76 54
01 埼玉県   02 川越市     46 39 8  5  21
01 埼玉県   03 熊谷市     82 0  23 84 10
02 東京都   04 新宿区     30 50 71 36 30
02 東京都   06 港区       58 71 20 10 6
04 神奈川県 13 横浜市     92 56 83 96 75

<例2>

各フィールド毎の桁数を指定して出力します。引数として1番目から最終フ
ィールドまでのそれぞれの桁数を順に指定します。

        ↓2フィールド目の桁数
keta n1 n2 n3 ・・・・nNF
     ↑               ↑
1フィールド目の桁数  最終フィールド目の桁数

尚、桁数は半角の表示幅で指定します。全角文字は半角2文字分の幅になり
ます。keta 4 は半角では4文字分、全角では2文字分になります。

$ keta 2 8 2 10 2 2 2 2 2 data
>> 例1と同じ出力になります。


<例3>

通常は桁は右詰めで出力されますが、左詰めで出力する場合は 桁数に "-"
を付けて指定します。

第2フィールドと第4フィールドを左詰めにして出力
$ keta 2 -8 2 -10 2 2 2 2 2 data
01 埼玉県   01 さいたま市 91 59 20 76 54
01 埼玉県   02 川越市     46 39  8  5 21
01 埼玉県   03 熊谷市     82  0 23 84 10
02 東京都   04 新宿区     30 50 71 36 30
02 東京都   06 港区       58 71 20 10  6
04 神奈川県 13 横浜市     92 56 83 96 75


<例4>

同じ桁数を連続して指定する場合は "桁数x連続するフィールド数" と簡潔
に表記することができます。keta 3x4 は keta 3 3 3 3 と同じ意味になり
ます。フィールド数に NF(1レコードのフィールド数)を使用し、NF-xx
と指定できます。

$ keta 2 -8 2 -10 2x5 data
$ keta 2 -8 2 -10 2xNF-4 data
>> 例3と同じ出力になります。


<例5>

"-v" オプションを使用するとファイルの各フィールドの最大桁数を表示さ
せることができます。

$ keta -v data
2 8 2 10 2 2 2 2 2

$ keta $(keta -v data) data
>> 例1と同じ出力になります。