UNIXを勉強してみたいけど、どうも難しそうなイメージがあって入りにくい…。この本はそんな人たちのために、UNIXの使い方をわかりやすく解説した入門書。
UNIXマシンへのログイン方法に始まり、ファイルの扱いや基本的なコマンドの数々、sedやawkの初歩、viの使い方など、UNIXで生活するための基礎知識が盛り込まれている。
単にコマンドやツールの操作方法だけでなく、その背景となるUNIXの思想や文化といったものも合わせて紹介されている。本書が執筆されたのが1990年前後ということもあり使用されているOSなどは現在と異なる部分も多いが、根底となる考え方は変わりなく現代にも十分に通用する。
UNIXの楽しさとその魅力を余すところなく伝えた本書は発売当時から多くの人に愛読され、UNIXの教材として親しまれてきた。これからUNIXを勉強する人だけでなく、すでに多少の経験を積んだ人も、ぜひ一度手にとってご覧いただきたい書籍。